声優、俳優として活動中の高城元気の個人ブログです。大事なことも日々のことも楽しく記録していけたらいいですねぇ~
バースデーメモリ4 第25.5話
2012年10月08日 (月) | 編集 |

カランカラン、、

風のように現れたのは例の獅子だった


「細羽蒼真ぁ~!!ついに追い詰めたぞ!俺達のギルドに3凸をしかけるとは許せねぇ、俺はアルカディア怒れる獅子、、きよひろだぁぁぁあ!!」

めんどくせぇ

「獅子」

「マスター!コイツは俺にやらせて下さい!!」

「いいでしょう。貴方が戻ってくるのならボクはもう何も言いません。細羽蒼真と言いましたか?獅子に勝ったらでいびもいびも差し上げましょう」

「まじで!?うっひょ~マスターさん太っ腹♪」

「さぁ、細羽蒼真よ、そのスティックを俺に寄越せ」

「はぃほぃ、ドゾドゾ」

ズシッ

「ぐ、ぐぁぁぁぁ」

獅子が吼える

「重い!ぐぅぅぅ、、マ、マスターや貴様はこんなにも重いスティックを使って戦っていたのか!?」

「いゃあ、重いかねぇ」

「こんな、こんな3凸野郎にぃぃ!」

「だーかーらー、やった憶え無いし、もしやっちゃってたらごめんて!」

「!」

「そもそもさー、3回攻撃されて怒ってるってことは3回負けちゃったわけでしょ?」

「、、そうか、、始めから俺の敵う相手ではなかったと言うことか、、それに貴様、よく見ると我が同胞、栄光の牽引者もときちに似ている、、そんな奴が3凸なんて仕掛けるハズがない」

「そーゆーこと。もし間違って3凸してたらごめん、気をつけるよ」

「細羽、、蒼真、、すまなかった」

一日追いかけられたケド、結果的にでいびもいびを手に入れることが出来た。
この怒れる獅子に感謝するべきかもね。
5つのでいびもいびの内これで4つ。


「ん?獅子さぁ、始めから俺を追いかけてたって事はでいびもいびについては何も関係ないわけ?」

「知らないな。俺はただの追跡者さ」

「まいったね」

「都庁、都庁前」

マスター・マリすけが呟く

「はぃ?」

「都庁前で大きな気が動いています」

「うっわ強引」

ん?

強引、ゴーイン、、

「ゴーインジャーどうした!?結局俺一人で4つ集めちゃったょ?」

いゃ待て!
現れないならそれでいいゃ。
俺は依頼を完遂し、今夜は豪華なでぃなーにありつける!

うっひょ~

「よ~し、都庁前ね!さんきゅ~」

ピンクのでいびもいびを受け取り、俺は意気揚々走り出した。

行く手を邪魔する奴はもういない!
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バースデーメモリ4 第25話
2012年10月08日 (月) | 編集 |
陽もとっぷり暮れたスカイツリー。

既に行き交う人の顔を即座に認識するのは難しい。

どこだ?
全ての客が怪しく見える。

ザッザッザッ、、

その時黒服の一団が近づいてきた。

「あーらら、もしかしてアルカディアの皆さん?」

「そうだ」

よく見ると東京タワーのしじみくんまでその一団に加わっていた。

「あのさー、獅子ってのはアンタ達の仲間?」

「そうだ」

「やっぱね~、その獅子ってのが今日ずっと追いかけてくるんだけどやめさせてくんな、、、、あーーーーー!!!!」

先頭に立つ長身の男の胸ポケットからピンク色のでいびもいびが顔を覗かせていた。

「そ、それ!譲ってくんないかなぁ~、あ、申し遅れました、ワタクシ、細羽探偵事務所の細羽蒼真と申します~」

「ダメだ」

「そこを何とか」

「ダメだ」

「いゃいゃ、そうだ、勝負!しょーーぶしましょ、ね!?」

『魔純』

「ハッ」

長身の男―魔純が道を空けると小柄な女性が現れた。

「ボクはアルカディアのマスター・マリすけ」

、、今日はカンガルーではなかった。

「ほそ、ほそはね」

「ほーそーばーそーうーまー!何ソレ、今日流行ってんの?つか何年目だ!(?)」

「細羽蒼真、お前は我々のギルドに3凸をしかけた。許すことは出来ない」

「いゃ、3凸って、ゲームの話でしょ?暇潰しにやってた位だから覚えてないっす。それよりでいびもいびを、、」

「3凸は決して許される行為ではない。お前の安易な攻撃のせいで獅子はギルドを離反しお前を追っていってしまった」

なるほどね、、話は繋がったかな。

「そ、そうかぁ、俺に悪いトコがあったなら謝るよ。でも俺はどうしてもでいびもいびを譲って貰わなきゃならないんだ」

「、、、、」

「お願い☆それがないと貧しい青年探偵さんは改心した姿をアルカディアの皆さんに見せることも出来ないよぅ」

まぁ、正直生活がかかっているのだが、ゲームが続けられないって方が効果アリと見た。

「、、お前の言葉、ボクとの勝負でその真を示してみせよ!魔純!」

魔純の影がマリすけの背後に重なる。
次の瞬間、マリすけの手には2本のステッキが握られていた。

「練習したの?」

「、、、、お題はバランス勝負。指一本、顎より上の高さでより長い時間キープした方が勝ち。」

「わっかんないけど、ソレ絶対得意分野でしょ!?」

「ようい、、」

くっそぅ、今回はテリーの時とは違う。
でいびもいびの為、勝たないと。

―覚悟を決めろ

「スタート!」

1秒
2秒、、

感覚は研ぎ澄まされ永遠にも感じられる時間が流れる。
ぉ?結構いけるか?

そう思った刹那、一陣の風が吹き抜けた。


スティックは、、宙を舞った
バースデーメモリ4 第24話
2012年10月08日 (月) | 編集 |

階段を登り続けながら思う。
何かコレ、聖闘士星矢の十二宮みたい。

じゃなくて、アルカディアって一体何なんだ?
獅子と繋がっている組織ってのは何となく想像できる。
だが、そもそもそんなに恨まれる理由が分からないんだよねぇ。

「おっそい!」

もうすぐ頂上ってところで呼び止められた。

「ぉ?アルカディアのお兄さん?」

「えー、ほそは、ほそはね、、」

「細羽蒼真です」

「俺はアルカディアの尖兵、狼ことテリー・Bだ!」

「尖兵なの?ぇ?もうすぐラストじゃ、、流れぶったぎって私服だしちゃんとしようか!?」

「ぁ、うんゴメン!えと、細、、」

「細羽」

「そう細羽蒼真!マスターに会いたければ俺と勝負だ」

「ょ~し、ばっちこ~ぃ♪」

「勝負の内容は、みんなとモンハンカードマスター、課金10連ガチャ!!」

ズコー。

「よし、いいよ、望むところだ」

「ぇ?いいの?マジで?3000円だよ?」

「構わない」

「か、考え直すなら今のうちだぞ!無理なら半分の5連でも、、」

「10連でいい」

「そ、そう?」

「だがなテリー・B、一つだけ言っておく。今月のガチャ、どれだけいいカードが出ても俺たちのデッキは強くならないぞ!」

「、、、、無料の挨拶ポイントガチャにしようか」

「ちっ、仕方のない狼さんだ」

よし。
ちなみに俺は10連ガチャとか手を出したことがない。
もしも3000円自由に動かせたら真っ先に電気代を支払い、灼熱地獄の夏を回避していただろう。

「勝負方法は無料ガチャで出てきた10枚のトータル売却額で競ういくぞ!!」

「まて、カードが一杯でガチャが引けない。整理する」

「あ、うん」

しまらない戦いだった。

「では改めて!せーの!」
トータル額は、、

俺2800z

テリー3650z

「ぐぁぁ、ま、け、たぁぁ」

「うはははは、残念だったなぁ細、はね」

「細羽だぁぁぁぁバーカバーカ!」

俺は走り去った。
階段を上に

「ちょっと、まてー!」

下でテリーが叫んでいるが気にしない。

狼よ、戦いに勝ったら俺が諦めるといつから勘違いしていた!?

争いからは何も生まれない。
戦いの後に残るのはいつだって哀しみと虚しさだけなのさ!

とうっ
バースデーメモリ4 第23話
2012年10月08日 (月) | 編集 |

夕闇迫るカフェテラス。

やはりスーツ姿のその男は涼しげな佇まいでアイスコーヒーを口にした。
日本古来の魂を受け継ぐお侍?

うっそでぇ。

「待ってましたよ、細羽蒼真くん」

「俺の名前、覚えてんだね」

「一年ぶりですねアルカディアが黒の使徒、またの名をSHINYA」

「ども」

おれだって忘れようがない。
一年前、東京タワーでのモンスターハンター対決。
世の中、モンハン得意だぜ!って奴は沢山いるだろう。
だがこの男は別格だ。
全国第3位。
それが昨年の彼の肩書き。
しかし今年は
2位。
一つ上げてきている。

「アンタがここにいるってことは勝負は、、?」

「モンスターハンターです」

言って渡されたゲーム機はPSP

「ちょっ、3DSじゃないの!?」

「3DSはそれぞれカスタマイズの仕方が個人で違いますので」

「カスタマイズとかしたことないです」

「これは取り越し苦労でしたか、まぁノスタルジーに浸りながらのプレイも悪くないものです。ターゲットは公式大会でも使われるフェスタ01、ジンオウガです」

「昨夜ドラクエじゃなくモンハンやっときゃ良かった」

「それではいきます、レディ、ゴー」

くっ、思った通り。
動かし方がさっぱり分からない。
カメラワークを忘れているのが致命的だ。
何故か頻繁にLボタンを押してしまうのは3DSの癖っぽい。

「終わりました」

お侍さんがそう告げた時、俺の方はゲームオーバー寸前だった。

「どうします?もう一度チャレンジしますか?」

「くっそ、、」

その時

『困っているようだな細羽蒼真』

「だれだ!?」

「俺は怪党押上、このカフェのチキンが美味くて今機嫌がいい。力を貸してやろうか?」

「たのんます」

「いいでしょう、よければ2人同時にかかってきて下さい」

「へっ後悔すんなよ!?」

俺のメインウェポンは太刀だがこのクエストの選択肢にはない。
さっきは双剣でエライ目にあった。
よし、ここは、、ハンマーだ。
押上は大剣を選んだ。
、、それにしても押上が使ってるキャラ名『スズメ』
怪党スズメには何度も助けられている。知り合いか?

「レディ、ゴー」

第2戦が始まった。

わりかし太刀と操作方法が近いとはいえ、苦戦は必至だ。

「あ、ヤベ」

押上が力尽きた

「マジで!?ぁ、俺も!」

俺も力尽きた

「あ~、私もミスをしてしまいました。大丈夫8回まで復帰できますから」

しかし、、

「負けた、、努力で何とかなるレベルじゃねぇッス」

「ふぅ、仕方ないですね。どうぞ階段を上がって下さい。マスターも待っていることでしょう」

「ぇ?そう?」

この男にとってアルカディアがどういった場所なのかはわからない。
苦い気持ちはあるけれど、千載一遇、俺はその場から走り去った。
バースデーメモリ4 第22話
2012年10月08日 (月) | 編集 |

再び階段を登り始めた俺はまたしても奇妙な男に遭遇する。

「ほそは、ほそはね、、」

「細羽蒼真でっす」

「待っていたマヨ。マヨはアルカディアの三国の英雄マヨ!」

「?」

男は黒のスーツでバイオリンを構え、階段の踊り場に腰掛けていた。
、、傍らにマヨネーズを置き、語尾にマヨマヨ、、

「ちょっとキャラ作り欲張りすぎやしませんか?」

「うるさいマヨ!お前、この先に進みたいマヨか?」

「まぁ、せっかくここまで来たし進みたいマヨなぁ」

「ならば勝負マヨ!勝負の内容を当ててみるマヨ。ヒント、、演奏許可がおりなかった」


背筋を嫌な汗が伝った。


「あんたを見た時、バイオリン勝負だったらマズイなぁと思った。」

「フフフマヨ」

「でもバイオリンが禁止された今、最悪の戦いが頭を離れない」

「マスターに、、せっかくだからやれば?と言われたマヨ」

「バイオリンで殴りあうとかじゃないよね?」

「バイオリンは使わないマヨ」

「、、死ぬぞ」

「マーヨマヨマヨマヨ!!愚かなりほそ、、」

「細羽です」

「細羽蒼真!俺もまだ死にたくないマヨ~!!勝負は、、エアバイオリン対決」

「心底良かった」

「これ一本とかやってられないマヨ~」

「あぁ、健康に悪いな」

「ではマヨからいくマヨ~♪」

見えるっ!?
もっていないハズのバイオリンが!!

「フフフ、どうマヨか?」

「ぐっ、そうか予備動作。初心者はバイオリンを弾くことに注意が向かいがちだが、、経験者は弾く為に必要な体の使い方を熟知している、、それはあたかもそこに楽器があるかのように見せるのか」

「マヨマヨ、、己の無力さがわかったマヨか?」

「あぁわかったぜ、アンタに小細工なんかは通用しないってな!」

「マヨ?」

「音楽は心、響け俺の魂!今、全力を賭けて―きらきら星―」


―――

「ぐっばぁぁぁぁ!!!!こ、こんなことが、、」

マヨは階段を数段落ちた。

「技術じゃとても及ばなかった。音楽は心。土壇場でそれに気付かせてくれたのはアンタだ。いい勝負だったぜ」

「待つマヨ、、この先には日本古来の魂を受け継ぐお侍が待っている。せいぜい気を付けるマヨ」


お侍、か。
いったいどんな奴だ?
もうすぐ日が暮れる。
俺は先を急いだ。