声優、俳優として活動中の高城元気の個人ブログです。大事なことも日々のことも楽しく記録していけたらいいですねぇ~
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朽月稜
2011年07月27日 (水) | 編集 |
久しぶりの「メゾン高城」
アニメでも舞台でも長くお付き合いした役がいた時、たまに覚え書き的な意味も含めて書いています。

舞台、蒼空時雨での朽月稜は原作からちょっと、、45度くらい?雰囲気が違っていたかもしれません。
解釈も作り方も高城元気の主観満載であることをご容赦下さい。

朽月稜
稜くん!


自分の死後届く手紙を最愛の恋人へ遺す。
これを考えるのが朽月稜を理解するにあたり大事なことでした。

残り少ない人生の中で、夏音との一生分の恋愛を前借りしていたようにも思うのです。
実はある夜、計算してみました。
計算式は割愛しますが、、
おおよそ150~160通書けば夏音の一生に足りてしまいそうです。
ジャンプ3~4年分。多い?少ない?
大好きで堪らない相手にとれるコンタクトの回数としては少なすぎる。
僕はそう思いました。
自分の命と同じように、手紙で気持ちを伝えられる回数にもリミットがあるとしたら。
そりゃあ、便箋の量も増えるってもんです。
「稜君は誰よりも私を理解してくれていて、、」
と、夏音は言ってくれていましたが、理解というよりは一緒にいたいという二人の気持ちが同じだったという事なんじゃないかな。
原作では稜の死後夏音が、「私はいつ死ぬのか。そんなことばかり考えていた」
と言っているので、そういう意味では手紙を書いた意義はあったのだと思います。
じゃあいつまで?
他キャスト&スタッフ間で話題になったことがありました。

「僕はキミの足枷になる為に手紙を書くわけじゃない」
「僕は思い出になっていかなければならなくて、、」

そんな風に言いながら手紙を書き続ける。
2日ずつ遅れていくルールを敷いてはいても、指輪を同封するあたり彼自信完全に割り切れていたわけでもないのかも。
時間の都合で舞台ではカットになりましたが、夏音が右手薬指にはめているダイヤの指輪は稜が手紙に同封したものです。
これは、この手紙は大丈夫なことなのかな??稜くんならどういう形でピリオドを打つだろう?
そんな疑問と戦っていたとき、このセリフが引っかかりました。

「稜くんはいつも私のことを一番に考えてくれていたよね」

はい。夏音のことを考えてます。我儘な位に。
考え過ぎて心が破裂しそうです。
なので僕は何通目で手紙を終わらせるか、考えるのをやめました。
相手のことを考える事と、自分のことを考える事がイコールになるくらい気持ちが寄り添っている二人です。
自分よがりっぽい考え方は彼女を幸せにし、彼女の消えない想いに彼は救われる。
彼らの幸せは僕らの良い悪いでは測れない。

手紙はずっと書く!よし。これでいこう。

手紙の数について僕なりに結論付たあとは彼がよりハッキリしてきて、、
舞台初日の頃なんかは本来の僕の心
「ヤッター!初日ばんざーい☆」
と、稜くんの煮詰まった心が完全な同居をしていて中々のカオスでした。
今回は他のキャストさんも結構似たようなことを言ってたっけ。


舞台上で実際に手紙を書いていました。
初めのうちは、原作を参照させていただき、、「ほとんど冗談みたいな夏音の似顔絵」を。
で、ある日楽屋で誰かが言いました「本当に夏音の好きなところ100個も言える???」
作中、YUKIのビスケットという曲の歌詞から、「僕だって100個位挙げられるよ!」という流れになるのです。
ストーリー上は稜くんのこの企画は2回目にして頓挫してしまいます。きっと書きたいことが溢れすぎたのでしょう。
ならばそこは僕が引継ぎましょう!と夏音さんの魅力の確認作業に入るのでした。
しかし残りの公演数を考えると、あんまり多くは選べないよなぁ。
何気ないことも沢山浮かんだのだけど、折角だからとっておきを、、と書き続けた結果、、
世にも照れくさい手紙の束となりました。恋は盲目?芝居のテンションって恐ろしい?
千秋楽後のドタバタで楽屋に置いてあったそれはどこかへ消えてしまいましたが、、
今でもあれが世に流れたらもう新潟へ向かって信濃川に飛び込むしかないと思っています。


僕の稜は、基本的にネガティブで構成されていました。
実際に舞台を観て下さった方には「嘘つけ」と言われるかもしれないですね。
演出意図もありましたが、明るい部分は夏音を想う気持ちから自然とそうしたいと思いました。
そもそもが舞台版は原作よりも顕著に、彼女へ宛てた手紙と彼女の記憶の中でのみ生きている稜くんです。
夏音目線から見た時、ファニーでなくては大失敗です。男の子の意地です(笑)
ただ彼に与えられた時間は極端に短く、歳を重ねることは成長ではなくカウントダウンに思えても仕方ないなぁって。
自分の一生を20年と理解して人生設計をするみたいな境地には中々至れませんでした。
だって夏音がいるもの。
どんなに想っても同じ未来を描けない。
彼女の為に手紙を遺す。遺すという形しかとれない。
気持ちが強くなる程に悔しさは増すばかり。
第3話。夏音が稜のお墓参りをするラストシーン。
楽屋へ戻らず袖で聞かせてもらうことにしていたのだけど、
夏音の気持ちが嬉しくて、死んでしまっていることが悔しくて毎度アレです。。舞台上の夏音さんと同じ感じでした。


僕はお芝居を作る時にイメージ曲を決めることが多いです。
雰囲気とか何となくのインスピレーションをいただきます。
終わってみると今回はなんと3曲もありました。
1曲目はangelaさんの『Proof』
ファフナーの時にもお世話になった曲です。
今回は稜くんの命の期限のイメージをいただきました。
2曲目はGLAYの『夏音』
タイトルまんまです。聴いてみて下さい、驚くことに歌詞もぴったりです。
夏音から稜へ稜から夏音への想いがほとんどそのままに描かれています。

この2曲を聴いて思いっきり気分を落としてから舞台へ上がるというとってもマゾいことをしてました。
そのくらいでないとちょっと陽気なお兄さんになってしまいそうで。

3曲目は例のギター曲です。

『ただ愛しくて ずっと手を繋いでいたかった
隣にいることが 当たり前だと信じてた
夏の音 僕の耳に届く 壊れる位に抱きしめたいよ
きみと描いた景色をうつして 僕はまた夢を見てる』

稜から夏音へ気持ちを伝える機会って実は少なくて。
素直な気持ち、言えなかったこと、悩み、夢
結構冗談めかして歌ったのだけど、色んな意味で彼女への告白曲でした。


あ、ギターね、ほぼ初めましてだったわけですが、2週間練習してみて思ったこと。
女子にモテる為に始めました!が一番上達する動機の気がする!!!!


ということで、高城の朽月稜くんへのアプローチはこんな感じでした。
形とか設定のことばかりですが、肝心のハート部分は今回完全にアノ方からいただいたものでしたので。。
そこはキャスト紹介の時にでも。

つ、、続くぞ!!
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