声優、俳優として活動中の高城元気の個人ブログです。大事なことも日々のことも楽しく記録していけたらいいですねぇ~
蒼空時雨・キャスト紹介2
2011年08月01日 (月) | 編集 |
夏音
最後はやっぱりこのお方、、
朽月夏音役、井ノ上奈々さん

蒼空メンバーは皆本当に仲良くさせてもらったのだけど、やっぱり特別。

オタッカーズ・ハイの某回終了時にP様に紹介されました。
初めましてではない、、どころか共演もしていて、何なら事務所もご近所さん。
でも彼女の人となりを知るのはもっとずっと後のこと。
この時はただ、そうか、この子が夏音なんだ。とまずポカンとし、それからハッとしました。
急に「許嫁だぞ」と言われたようなもんです。そりゃあもう挙動不審だったに違いないです。

僕の蒼空時雨において、お芝居で絡むのはほぼ彼女だけでした。
それも半分位が手紙を通したやりとりなので時間とか空間が違ったり、会話しているようでちょっとズレてたり。
役が入ってくればくるほど、他のカップリングが熱くぶつかり合っているのをちょっと羨ましく思ったりもするのだけど。
でもいいんだよね、秘密の恋だもの。言葉が少なくても想いは高密度でめぐります。
「好きだという気持ちは空気を伝染する」んだそうです。
アンケートに、
「人を好きになるってステキです」
「恋がしたくなりました」
などのコメントを見つける度に二人でキャッキャしてたっけ。


劇中、目を見て話す機会が多かったのだけど、彼女から飛んでくる感情の圧力は凄まじく、それも複雑かつ繊細なもので、、
愛すべき人を目の前にしているハズなのに、妙なライバル心もあったりなかったり(笑)
という冗談はさておきまして、、
稽古も序盤、あるシーンでの彼女の涙まじりの必死な目を見たとき、
「あぁ、この女優さんが演じる夏音の為に僕は稜であろう」
そんな風に自然と思えたんだぁ。
やらなきゃ、って思った時点で変な義務感が生まれてしまうもの。でもそうはならなかった。
稜がするであろうことなら何でもしたい。
そのくらい井ノ上奈々さんが絶対的に夏音だった。
それはもう揺るぎなく、僕がどんなに自分のことで迷っていても彼女を前にすれば稜でいられた。
そういえば、関係性が薄いぞ!的なダメ出しは稽古中から一度も無かったように思う。
気を抜くと夏音の熱量を受け止められないもん。
というか、ちょっとでもそれを零すのが嫌だったんだ。


稽古を進めながら、ちょこっとだけ困ってたことがありました。

初めましてのキャストが多かった中、普段同じ声優の仕事をしている僕等の間にはそちらの方での関係性がどうしてもチラついてしまって。
かなり迷った末にお願いしてみました。「皆と同じように普通にして欲しい、さみしいや」
すると、「うん、、わかった」と言ってくれて。
逆に、、
第3話以外の夏音は凛として、優しいところとか儚いところなんかを内に秘めた女性でした。
2話から3話等、きっと切り替えも大変なんだろうと、自分がいないハズのシーンの前は稽古場でも本番中もちょっと距離をとっていたの。
すると、「全然気にしなくて良いよ~さみしいじゃん!」
と言ってくれる。

あ、何か楽になった。

そこからは台本の裏の設定を埋めあったり、持ち寄った夏音←→稜の間での想いを協議しあってみたり。
夏音と稜が重ねてきた10年以上の時間を出来うる限り、、元々3週間しかないけど!!

「日本人はもう、ちょっと難しそうだから、いつかフランス辺りの男性と結婚するんだぁ~」
という裏設定をケラケラ話す井ノ上さん。
心の中で、「言うなよぉ~そういうこと~」とか叫んでいたのは秘密です。
いや、いいんだけども、、日本人難しいとかちょっと嬉しくもあるし、、稜くん死んじゃってるし、これからの夏音の幸せを思ったら、、、ブツブツ、、

繰り返しますが、朽月稜は井ノ上奈々さんによって自動的に形成されました(笑)
僕だって稜という役を作りたくてあれこれ模索しました。でも全部ピンとこなくて。
逆に夏音のことを考えてる時は大抵正解で。
彼女の世界の中で生きる稜くんにとって、彼女のことで笑ったり泣いたり悩んだり嫉妬したり努力したりの全てが心地良かった。
それでも最終話、夏音の隣にいられないのが残念だった。
だから最後、ストップモーションの目線の先に稜くんの居場所を作ってくれていると聞いてとても嬉しかったな。


舞台へ上がる直前、毎回やっていたのだけど、
「夏音」って一人で3回声に出すと今だに涙が出そうになります。
そのくらいのめり込んだ作品だったんだなぁ。
一緒に作品作れて幸せでした。
あなたの御陰で人として、役者として大きなものを手に入れたように思います。
どうもありがとう、そしてこらからもどうぞ宜しくね!
お疲れ様、奈々ちゃん☆


と、いうことで舞台「蒼空時雨」については一先ずここまで!
P様はじめ、スタッフの皆様、素敵なイメージを下さったワカマツカオリ先生、
そしてこんなにも打ち込める世界を描いて下さった綾崎隼先生、大変お世話になりました!!
共演した皆、またいつか次の作品で!

この作品の経験をザクっと心に刻み、また次へ進んでいきます。


明日は七夕
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