声優、俳優として活動中の高城元気の個人ブログです。大事なことも日々のことも楽しく記録していけたらいいですねぇ~
バースデーメモリ3 第16.5話
2011年10月06日 (木) | 編集 |
通りすがりの仮面ライダーさ
太陽が沈み、夜の帳が下りて行く。

それは闇の人間達による第二ステージの開幕を意味していた。

善良な私立探偵ことオレ、細羽蒼真にとってもそれは同じ。

どんなお仕事でも夜の方が時給がいいのは変わらないのね。

「不吉な雲が空を覆って行く。見ろ、空と大地を繋ぐかの様にそびえ立つ真っ赤な塔を!」

「東京タワーっすね。」

「不吉だ、禍々しいオーラが溢れている。」

「夜になるから電気ついたんスね。」

「あそこで今日、様々な手紙を扱う闇のオークションが開かれる。中でも著名人の秘密やいわくつきの手紙、ラブレターの類は高額で取り引きされるそうだ。」

「高尚なご趣味でいらっしゃる。」

オレなら手紙競り落とす金があったら滞納してる家賃に回すか、これから来る冬に備えてエアコン代に充てるのだけど。
とはいえ、その昔クラスの女子が授業中に回していた手紙の中身が気にならなかったかというとそうでもない。
そんな風に考えるとやっぱりよゆーのあるヒトの「高尚なご趣味」には違いないのかも知れない。

「蒼真、お前の覚悟が本物であると言うなら、日の出桟橋から東京タワーへ向か、、、、」

♪その時流れ始めるメロディアスなBGM♪

爆笑。

「アンタ凄いな!持ってんな!!なんかエンディングみたくなってんよ!?」

 「あぁ、、、、正直ご満悦だ!!!」 

そしてがっちり握手を交わす。

「お前の行く道に幸運が待っていることを祈っているよ。」

「そりゃどうも。で、アンタの名前は?」

「、、通りすがりの仮面ライダーさ」

「いや、そうじゃな、、」

「それにしても不吉な雲、不吉な雲だ!」

「、、、」

「おぉ不吉な鳥だ!」

男は有無を言わさず自分の世界へ帰っていった。。。
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