声優、俳優として活動中の高城元気の個人ブログです。大事なことも日々のことも楽しく記録していけたらいいですねぇ~
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バースデーメモリ3 第20.5話 おしまいはいつもこんな風に
2011年10月08日 (土) | 編集 |
大分寒くなってきた。

レディーを待たせないのが大昔からの紳士の条件だそうで。
郵便屋さんの足も自然と早くなるってもんです。


クモ・ママンの周りは20時を過ぎた今も人で溢れている。

依頼者、朽月夏音さん

その中にいて一際目を惹く女性が一人。
オレを見て驚いているようだ。
そりゃそうだよねぇ、知らない男子が急に全力疾走で現れて目の前でハァハァ息切らしてるんだもん。
ちょっと恐いぞ普通。

「、、りょうく、、、、」

「どうも、細羽探偵事務所の細羽蒼真でっす!!もしかして、、朽月夏音さんじゃないっすか?」

「ぁ、、はい。」

「いや~遅くなってゴメンナサイね、依頼いただいてた手紙、回収してきました!あ、、と3通、、で良かったでしょうか??」

「、、はい」

「良かったぁ、実は違う人の手紙も混ざっちゃったりしてて、、、」

「、、はい」

「えっと、、メモリーズカプセルコーポレーションから朽月夏音さん宛の、、」

ん?あれ?

朽月さんが目に涙をためていた。

そっか。大事な手紙だったんだもんねぇ。
うん。人に喜んでもらえる仕事ってのは気分がいいもんだ。

「1、2、3通!確かにお渡ししまっす!」

「、、はい。有難うございます。」

「いよぉぉぉぉっしゃーーー、任務完了~~~~~~~~~~!!!!」

あーもー腹へった~~、よっし、門起の奴に目一杯奢らせてやる。

「ぁ、報酬ですが、お兄さんの口座に先に振り込んでおきました。」

「そりゃどう、、、ええええぇぇぇぇぇぇぇ!?」

我が家では『門起の通帳』と書いて音読みで『ブラックホール』訓読みで『シュレッダー』と読む。

「やっべぇ」

「?」

「いやぁ、こっちの話っす!ハハハ。それじゃ、今後も何かありましたら細羽探偵事務所をどうかご贔屓に!」

「えぇ、、、是非!」

言って朽月さんはニッコリ微笑んだ。
良かった。一件落着。。。。


――と、それどこじゃねぇ!

「ちょーーっと失礼しますね、ハハハハハハ、、、」

オレは急いで携帯を手に取る。

プルルルルルルル、、、

「あ、お兄ちゃん?うん、僕蒼真。お仕事終わったよ。」

「おう、そうかぁ。お疲れ。」

「お腹空いちゃってさぁ、これから克哉と飯行くんだけど、お兄ちゃんもどうかなーと思って。」

「いや、俺はちょっと持ち合わせが、、、」

「おい。パチンコはどうなった?」

「、、、」

おーけーおーけー。
本題はここからだ。

「朽月さんが報酬を先に振り込んでおいてくれたみたいなんだけど~、とりあえず、、、」

「それも。」

「あ?」

「イケると思ったんだもん、蒼真くんごめんね☆」

「門起、、、てめぇ、ぶっ殺すぞーーーーーーーっっ!!!!

夜のヒルズに俺の絶叫が響き渡る。

道行く人が立ち止まってクスクス笑っている。

朽月さんも俺を見て笑いを堪えられないご様子。

、、ラブレターかぁ。
あの笑顔を独り占めにしている王子様がどこかにいるってわけで。。

オレはまた一つこの世の不平等さを知り、大人の階段を上ったのだった。


                       バースデーメモリ3  おしまい!
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