声優、俳優として活動中の高城元気の個人ブログです。大事なことも日々のことも楽しく記録していけたらいいですねぇ~
バースデーメモリ4 第19話
2012年10月06日 (土) | 編集 |
夕焼けの東京タワー。


つくづくタワーづいている。

そしてタワー運がない。

電波塔としての役割を終えて尚、変わらない景色を提供してくれ、客の入りも相変わらずだ。


うぉ~、ゆっくり観光したいっす。

「なぁ蒼真」

「何門起?」

「今更だけどさぁ、俺高所恐怖症」

「何故ついてきたのか」

「もう携帯の画面以外みれない」

「良かったね、なまじ見えたらこんなバタバタして勿体ないって悔やむよ」

門起には後で足元ガラス張りの絶景ポイントを紹介してやろうと思う。


―東京タワー展望フロア―

「すみません、ちょっといいですか?」

「、、はい?」

カフェで熱心に何かの資料を見つめる青年。
手元には小さなマスコット、紫色のでいびもいびがあった。

「その人形どちらで?」

「!こ、これは幸運の御守りなんです。これさえあれば、、僕は、、」

あぁ何たることか。
純朴な青年の心は悪魔の人形に魅入られてしまった!
なんて。
こんな表現もあながち間違っていないかも知れない。
その位の必死さがあった。ここはひとつ、、

「いゃあ、危ないところでした」

「ぇ?」

「幸運のパワーがあると嘘をついてその人形を高値で売り付けたり奪い合いの暴力事件に発展したなんて報告が何件も私の元へ寄せられています本日は私その危険な人形を回収すべく一日東奔西走している次第です申し遅れました私細羽探偵事務所の細羽蒼真でーす」
「探偵?いゃ、あの、僕は、、」

「蒼真がなんか探偵っぽいこと始めたぞ」

一日付き添っている新聞記者とコソコソ話している門起。
実はこれ、以前門起が使っていた詐欺の手口のリスペクトだったりするのだが。
よし、一気に畳み込む。

「いゃあ実に危ないその人形には本来力なんてありません噂が人間の欲望を掻き立てひいては争いの渦を広めて行くあーアナタが巻き込まれてしまう前に私が回収いたしましょう」

「いやです!!」

「、、なぜ?」

「これがないと、、僕はデリンジャー・イン・ビーナスになれないから!」

は?
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