声優、俳優として活動中の高城元気の個人ブログです。大事なことも日々のことも楽しく記録していけたらいいですねぇ~
バースデーメモリ4 第23話
2012年10月08日 (月) | 編集 |

夕闇迫るカフェテラス。

やはりスーツ姿のその男は涼しげな佇まいでアイスコーヒーを口にした。
日本古来の魂を受け継ぐお侍?

うっそでぇ。

「待ってましたよ、細羽蒼真くん」

「俺の名前、覚えてんだね」

「一年ぶりですねアルカディアが黒の使徒、またの名をSHINYA」

「ども」

おれだって忘れようがない。
一年前、東京タワーでのモンスターハンター対決。
世の中、モンハン得意だぜ!って奴は沢山いるだろう。
だがこの男は別格だ。
全国第3位。
それが昨年の彼の肩書き。
しかし今年は
2位。
一つ上げてきている。

「アンタがここにいるってことは勝負は、、?」

「モンスターハンターです」

言って渡されたゲーム機はPSP

「ちょっ、3DSじゃないの!?」

「3DSはそれぞれカスタマイズの仕方が個人で違いますので」

「カスタマイズとかしたことないです」

「これは取り越し苦労でしたか、まぁノスタルジーに浸りながらのプレイも悪くないものです。ターゲットは公式大会でも使われるフェスタ01、ジンオウガです」

「昨夜ドラクエじゃなくモンハンやっときゃ良かった」

「それではいきます、レディ、ゴー」

くっ、思った通り。
動かし方がさっぱり分からない。
カメラワークを忘れているのが致命的だ。
何故か頻繁にLボタンを押してしまうのは3DSの癖っぽい。

「終わりました」

お侍さんがそう告げた時、俺の方はゲームオーバー寸前だった。

「どうします?もう一度チャレンジしますか?」

「くっそ、、」

その時

『困っているようだな細羽蒼真』

「だれだ!?」

「俺は怪党押上、このカフェのチキンが美味くて今機嫌がいい。力を貸してやろうか?」

「たのんます」

「いいでしょう、よければ2人同時にかかってきて下さい」

「へっ後悔すんなよ!?」

俺のメインウェポンは太刀だがこのクエストの選択肢にはない。
さっきは双剣でエライ目にあった。
よし、ここは、、ハンマーだ。
押上は大剣を選んだ。
、、それにしても押上が使ってるキャラ名『スズメ』
怪党スズメには何度も助けられている。知り合いか?

「レディ、ゴー」

第2戦が始まった。

わりかし太刀と操作方法が近いとはいえ、苦戦は必至だ。

「あ、ヤベ」

押上が力尽きた

「マジで!?ぁ、俺も!」

俺も力尽きた

「あ~、私もミスをしてしまいました。大丈夫8回まで復帰できますから」

しかし、、

「負けた、、努力で何とかなるレベルじゃねぇッス」

「ふぅ、仕方ないですね。どうぞ階段を上がって下さい。マスターも待っていることでしょう」

「ぇ?そう?」

この男にとってアルカディアがどういった場所なのかはわからない。
苦い気持ちはあるけれど、千載一遇、俺はその場から走り去った。
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