声優、俳優として活動中の高城元気の個人ブログです。大事なことも日々のことも楽しく記録していけたらいいですねぇ~
バースデーメモリ4 第25話
2012年10月08日 (月) | 編集 |
陽もとっぷり暮れたスカイツリー。

既に行き交う人の顔を即座に認識するのは難しい。

どこだ?
全ての客が怪しく見える。

ザッザッザッ、、

その時黒服の一団が近づいてきた。

「あーらら、もしかしてアルカディアの皆さん?」

「そうだ」

よく見ると東京タワーのしじみくんまでその一団に加わっていた。

「あのさー、獅子ってのはアンタ達の仲間?」

「そうだ」

「やっぱね~、その獅子ってのが今日ずっと追いかけてくるんだけどやめさせてくんな、、、、あーーーーー!!!!」

先頭に立つ長身の男の胸ポケットからピンク色のでいびもいびが顔を覗かせていた。

「そ、それ!譲ってくんないかなぁ~、あ、申し遅れました、ワタクシ、細羽探偵事務所の細羽蒼真と申します~」

「ダメだ」

「そこを何とか」

「ダメだ」

「いゃいゃ、そうだ、勝負!しょーーぶしましょ、ね!?」

『魔純』

「ハッ」

長身の男―魔純が道を空けると小柄な女性が現れた。

「ボクはアルカディアのマスター・マリすけ」

、、今日はカンガルーではなかった。

「ほそ、ほそはね」

「ほーそーばーそーうーまー!何ソレ、今日流行ってんの?つか何年目だ!(?)」

「細羽蒼真、お前は我々のギルドに3凸をしかけた。許すことは出来ない」

「いゃ、3凸って、ゲームの話でしょ?暇潰しにやってた位だから覚えてないっす。それよりでいびもいびを、、」

「3凸は決して許される行為ではない。お前の安易な攻撃のせいで獅子はギルドを離反しお前を追っていってしまった」

なるほどね、、話は繋がったかな。

「そ、そうかぁ、俺に悪いトコがあったなら謝るよ。でも俺はどうしてもでいびもいびを譲って貰わなきゃならないんだ」

「、、、、」

「お願い☆それがないと貧しい青年探偵さんは改心した姿をアルカディアの皆さんに見せることも出来ないよぅ」

まぁ、正直生活がかかっているのだが、ゲームが続けられないって方が効果アリと見た。

「、、お前の言葉、ボクとの勝負でその真を示してみせよ!魔純!」

魔純の影がマリすけの背後に重なる。
次の瞬間、マリすけの手には2本のステッキが握られていた。

「練習したの?」

「、、、、お題はバランス勝負。指一本、顎より上の高さでより長い時間キープした方が勝ち。」

「わっかんないけど、ソレ絶対得意分野でしょ!?」

「ようい、、」

くっそぅ、今回はテリーの時とは違う。
でいびもいびの為、勝たないと。

―覚悟を決めろ

「スタート!」

1秒
2秒、、

感覚は研ぎ澄まされ永遠にも感じられる時間が流れる。
ぉ?結構いけるか?

そう思った刹那、一陣の風が吹き抜けた。


スティックは、、宙を舞った
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