声優、俳優として活動中の高城元気の個人ブログです。大事なことも日々のことも楽しく記録していけたらいいですねぇ~
バースデーメモリ5 15
2013年10月07日 (月) | 編集 |
築地市場駅から二つ隣の大門駅へ。
そこで都営浅草線に乗り換え、押上駅で下車。

やってきた塔は赤くない方、この国で現在一番高い建造物。

東京スカイツリー。

一年前、この施設の中腹でとある組織と一戦交えたわけだが、今回はいよいよ頂上へ。
高揚とも焦燥とも言えそうな感覚に包まれる。

猫又の言う俺たちが探しているもの
マキさんのお嬢さんならそれでいい。
こんなゲーム、すぐにやめさせて万事オッケーだ。

しかし、それが宝玉のことだとしたら、、
今現在、おそらく最も多くの宝玉を持つもの、黒マントとそのマスターに鉢合う可能性が高い。

俺はポケットの中の3つの宝玉を握り締めていた。

すると―

「助けてください!!!」

マキさんちのチヒロさん


息を切らせながら走り現れた少女。

「お願いします!この上に、とんでもない力を持った奴がいるんです!あいつを、あいつを倒さないと!」

「え?あ、ちょっと落ち着いて!」

もしかして

「ね、ねえ?キミ名前は?」

「、、マキですけど?」

ビンゴ!

「いやぁ~、奇遇ですなぁ!実は僕、細羽探偵事務所の細羽蒼真と申しまして、キミのお父さんからキミを連れ帰るように依頼を受けてるんですよ~。ささ、こんな危ないゲームはやめて帰りましょう。宝玉、渡しちゃってもらえますか?」

「宝玉は渡せない!!私はこのゲームに絶対勝つの!そうしないとお母さんが。。!!」

もの凄い勢いでまくし立てる彼女の瞳がなぜか虚ろに見えるのは気のせいだろうか?

「あなた探偵って言ったよね?だったらアイツを倒してよ!!ほらっ最上階へのエレベーターの料金、依頼料!!」

「しょうがないなぁ~~~蒼真、行ってみるかぁ」

かわって門起の目は完全にドルマークになっていた。

「こら!門起、受け取ってんじゃねぇ!」

「何を言う、これは正式な依頼だ!」

「はぁ??なに、、あれ?」

気づくとマキさんがいなくなっていた。

「ぁぁぁやっちゃった!見失っちゃったじゃねぇか!!」

「蒼真ぁ、こりゃいよいよ上に行くしかなくなったなぁ」

「ぐ。。」

万が一、あの子が先走って黒マント達の元へ飛び出したら取り返しのつかないことになりかねない。

俺と門起、ネムラ、あと百目はエレベーターの乗り口へと向かった。

アロハ柄のマタニティドレスのような制服に身を包んだ係員さん達が案内してくれる。
エレベーターは4機、日本の四季に合わせた内装をしているらしい。
俺達が乗ったのは春。
桜の模様の壁面が輝きだしたかと思うとエレベーターが上昇を始めた。

フォォォォォンヒュォォォン

不思議なSEとともに電光掲示板の数字がみるみる増える。
現在の高度を示しているのだろう。
気圧の変化も相まってある種異様な空間だ。

「なぁ門起、タイムマシンってこんな感じかな?」

「ぉ、ぉう、、おぇぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇえぇえぇっぇ」

「!?どうした?」

「俺、高所恐怖症」

「ぉー、あったなそんな設定」

「いや、これマジなやつ。でもホラ、お金もらっちゃったし」

「なんかすげぇね。。」

フォォォォォン、、、、

着いた。
地上450メートル、東京スカイツリー天望回廊
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