声優、俳優として活動中の高城元気の個人ブログです。大事なことも日々のことも楽しく記録していけたらいいですねぇ~
バースデーメモリ5 17
2013年10月09日 (水) | 編集 |
「げ、雨降ってやがる。蒼真ぁ俺の一張羅が濡れちまう」

「これでも使ってろ!」

門起に手に持っていたビニール傘を押し付けて再び走り出す。

ビニール傘、家を出る時には持っていなかった。
たしか、伊達の持ち物だったはずだ。

、、終わらせないとな、百鬼夜行を

そして今日のお仕事を!


スカイツリーの眼前に流れる北十間川には複数の橋が架かっている

「くっそ、袖山が言っていたのはどの橋だ!?」

今いるのはおしなり橋。
だが橋上にそれらしい人影はない。

―その時

「探偵さん!」

「マキさん!?ちょ、どこいってたの??いやぁ、困っちゃうよ~俺、」

「そんなことよりこっち来て!あの人が、、」

あの人?
と、俺の問いに答える間もなくマキさんは橋の下に消えて行った。

よし。
とうなづきあうと、俺達もその後を追う。

そこには

クライマックス


「セセリ!!?」

「蒼真か、、気をつけろ」

超有名実力派怪党にして実は俺の血縁の方の兄貴こと怪盗セセリが肩で息をしながら呟いた。

その手に構える刀の切っ先が捕らえるのは、、

「、、いらっしゃい、今度はドナタ?」

「細羽探偵事務所の細羽蒼真でーーーっす」

「あぁ、あの猫又の、、もぅ、邪魔ばっかり」

「あのぅ、『謎の女』の方ですよね、失礼ですがお名前は?」

「百鬼夜行の主催者は白蔵主と申しマス以後お見知りおきヲ」

「白蔵主!本当に宝玉を集めたらお母さんの病気を治してくれるの?」

マキさんが必死に問いかける

「玉、集めてきましタ?」

「そうだ、蒼真!宝玉!俺達の優勝だろ!?」

「え?あ、そうか!門起カバンカバン!え~っとこれじゃないこれでもない、、」

「ドラ●もんかよ!」

「あったぁ~☆」

「アラ私、あなた方のことゲームに招待しましたっけ??猫又が強引に介入してこようとしたので少しおしおきしてやりましたよ」


謎の女に宝玉を2つもらって参加した、、、なん、だと、、?


「よ~し白蔵主、これが『マキさんの宝玉』だぁ!マキさん百鬼夜行優勝おめでとう」

「。。。」

白蔵主に宝玉の詰まった袋とマキさんの宝玉が受け渡される

と、、

「コホッ、、ゴホゴホ、ぁ、、ぁう、、」

マキさんが急に崩れ落ちた。

「でもごめんなさいね。今回のテーマは絶望♪初めから願いを叶える気なんてなかったんです、欲に溺れた人間達が傷つけあう姿、素敵でしたョ?」

おい。

「あんまり楽しいものだから、うっかり何名か摘まんじゃいました。そのお嬢さんもここで強制リタイア。ざ~んねん」

おい。

―― 瞬間、セセリの刀が白蔵主に向かって閃く。

ユラ、、

しかし銀色の軌跡が白蔵主を捕らえることは無かった。
身動き一つとっていない。
それはまるで立体映像のようだった。

「蒼真、俺達はゲームの参加者ではないがこれはあくまで百鬼夜行の中のようだ。このままでは白蔵主を討つことはできない」

「セセリ」

百鬼夜行のルールが適用される限りアイツは無敵ってことか
ならば―

「じゅもんだぁ!!」

門起が叫ぶ

「おう!白蔵主!お前のわけ分からん趣味で傷ついたやつらがいる、叶わない夢の前に散っていったやつらがいる!あいつらの痛み、倍返しだぁぁぁぁぁぁぁぁぁl!!!」



【カタシハヤ、エカセニクリニ、タメルサケ、テエヒ、アシエヒ、ワレシコニケリ】



パキーン

間髪入れずセセリの斬撃が畳み掛ける
1撃、2撃、、

「いたぁぁい!」

よろめく白蔵主

「もう、せっかく楽しかったのに邪魔ばっかり」

「白蔵主さん、、土下座して下さい」

「やめとけ門起」

「あなたが唱えたのは百鬼夜行の効力を打ち消すまじない。ゲームの中で起こった害悪はぜ~んぶスッキリ文句ないでショ」

「あれ?体が軽くなった!」

「マキさん?え?マジで?」

「あ~もうイイです、完全に興ざめです今日は帰りまス」

「軽っ」


「でも、、、人を殺してでも叶えたい願いが出来たらまた呼んでくださいネ」


そういうと白蔵主は夜の闇に消えていった。


「白蔵主のやつ、どこへ消えたんだ?」

「角曲がって見切れただけだろ」

「そういうのいうなよー」
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