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   声優、俳優として活動中の高城元気の個人ブログです。大事なことも日々のことも楽しく記録していけたらいいですねぇ~
劉備玄徳
2014年09月20日 (土) | 編集 |
メゾン高城のカテゴリーは長く付き合った役に対して思ったことを覚え書きの意味も込めてたまーに書く、
そんなやつです。

ほっとんど三国志を知らない僕が何故か一番好きな君主様。
小学生の頃、三国志のゲームをちょっとだけ遊んだことがあって、
曹操や董卓で始めると楽なのにムキになって劉備使ってた。
劉備のことも知らないのだけどね。。ご縁ってやつですかね?

品行方正で、長男で、カリスマ性があって、光の雰囲気を纏ってて、、
のぶさんは「イケルイケルー」と言ってくれてたけれども、本番直前まであーでもないこーでもないと
照準が定まらなかった彼。
最終的には真っ直ぐに、我がままに、兄弟に頼りきり、他キャスト様に頼りきり、衣装やメイク、舞台セットからインスピレーションを受け全力で拘りを捨てたら降りてきてくれた。

本番を終えても自分の力で舞台に立った感じが全くしない、きっとこれが正解なのでしょう。

また一つ大事な感覚を教わりました☆

大好きな仲間達に囲まれてる幸福感が半端ない作品でしたねー

久保田唱さんの本は独特の言葉遣いが印象的でした。
特に好きだったのは一、二、三人称の丁寧さ。
劉備の一人称は基本は「ワシ」だったんじゃないかなぁ
出来た子なので殆どの場合「ワタシ」だったけども。
董卓に対して我を忘れた時だけ「オレ」だった。
「オレがこいつを斬るぅぅーー!!」
ごちそうさまです(笑)

相手を呼ぶ時の、「お前」「そなた」の使い分けも素敵だったなぁ。
小龍とのシーンはこれでもか!ってくらい「お前」「そなた」の繊細な会話でしたねー。

兄弟達からの劉備3段活用、下へ行くほど好感度高し☆

「劉備どの」
「兄上」
「玄徳ーーーー!!!!!」

ウケル。
「I」や「YOU」に収まらない日本語ってなんてエモーショナルなんでしょ。
中国のお話だけどさ。


そして天命問題。

演じていた高城元気個人としては、天命という考え方は最後までいまいち納得できるものではなかったのが本音ですね。
共感しづらいのは僕が現代人だからでしょう。
自分の中に一つ思想がある。
よく見ると周りの環境はそれに適している。
チャンスではあるかもしれない。
しかし大きな思想を貫く際に、同じくらい大切な今を切り捨てる必要がある。
と。
僕には「天命である!」と口にすることで揺らぐ心を縛り付け、覚悟を決めていたように思えるんですよね。
て、天命じゃぁぁぁぁあ!!、、、だって、なぜならゴニョゴニョ、、
こんな流れが多かったような?
その辺が人間らしいような気もするのです。

時代的に、演出的には本来「天命」とはもっと本能で割り切れる普通のことのようでしたので、稽古の中でのぶさんに細かく我がままを提示していたつもり(`・ω・´)
最終的な心の割合はひーみつ☆

「俺は何も捨てねぇ!今も、これからも全部まとめて任せとけ!それが俺の天命だぁぁぁ!!」

とか言っちゃいたかった。

生まれてこの方、髪形オールバックでいることって初めての経験でした。
顔がくっきりはっきり見えちゃってるから何かとゴマカシ利かないの(;・∀・)
そんな劉備ヘアーをバシッと決める為に、メイクさんが使って下さっていたのが
『丹頂チック』
って整髪料でした。
歴史ある男の!整髪料だそうで、何とも、、パパの香り(笑)
何回洗っても、何日経っても消えずにほんのり香る劉備の香り。
さすがにもう殆ど香らなくなってきたなぁ~
ちょっと寂しく思う今日この頃。

また会う日まで、ぐっばい劉備さん♪
今岡真幸
2013年05月04日 (土) | 編集 |
彼を演じるにあたり、役の解釈はかなり自由にやらせていただきました。
今後、同じ本を別の方が演じたら違う今岡くんが生まれるでしょう。
あくまで高城バージョン、原作の宮城さんが見たら「ん?違うよ?」ってなるかもですし、
蛇足だぜ高城!と言われればゴメンナサイなのですが。。


大好きな役を終えた時、自分へのメモを残したい。それがカテゴリー、メゾン高城

興味を持って下さった方にちょっとでも「ふ~ん」ってなっていただけたら幸いです。



今岡くんの魅力は以前の記事でもちょっと触れましたが、多面性だったように思います。
親と話す時と友達と話す時って意識しなくても変わるでしょう?
そういうのが顕著に発揮できておいしかった

・絶対的に強い兄、充に対しては弱い弟のまま
疑念と恐怖を抱えたまま兄の元を去っているので成長出来てません。

・京夏達敵の前では高圧的に。
これはゲームへの高揚感からと兄への憧れからきたもの。虚勢もあると思う。

・話の中心から一歩引いている時とさとりと会話している時は基本クール、、というか陰気?
百鬼夜行前は大体この雰囲気で生きてきたんじゃなかなぁ?
他人と積極的に関わるのは苦手。人の嘘も自分の嘘も怖くてしかたなかったので。。

・充の死後、迷いから伊純に促されてプラスへ向かっていた時は純粋に。
本質はこういう子なんだと思いたい(笑)
ちなみにかなり一緒にいるランチュウ・デメコに登場シーン以外で意識を向けたのはこの時だけだったなぁ

今岡くん
衣装もこだわって下さっていて、襟?首周りが深いものになっています。
自分の殻から抜け出せないってイメージですね
髪型も陰な感じに。真ん中のピロンってやつは美容師さんとスタイリストさんと相談して決めました♪

終盤上着のチャックを開けるシーンをどこにするか悩みましたね~。
折角だし中も見せたい~とかいう軽い気持ちから始めたのですが案外深い理由になりました。
充殺害後?とも思ったのですが、今岡くんの心は晴れていないのでもっと後に。
結局伊純死後に落ち着きました。
吹っ切れたと言えばそう。でももう苦しみから逃げ出したいっていう半ばヤケな方に振れているのでちょっと可哀相。。
のぶさんからは、劇中で効果的なシーンがあればそこでやってもいいよ~
と言ってもらえてたのだけど、僕の発想ではどうにもおもむろにチャックを下げるセクシーコマンドーになりそうだったので、シーンの変わり目で変身しました(笑)


何人かのお客さんから、

「今岡くんの願いは何だったの?」

って聞かれました。
他の参加者はかなり明確に勝ったらどうするって決めてましたよね。

彼は結局自身の求める幸せの形に辿り着けなかったんですねぇ。
真の幸せ、、何とも皮肉な名前です。

主催者である白蔵主がどんな真意で参加者を集めたのかはわかりません。
ゲームの目的は殺生石を奪い合い、願いを叶えろ。
でしたが、裏の重要な目的は
目に見えるように具現化された心の闇=妖怪と共に百鬼夜行を過ごし、心のわだかまりを克服しましょう。
だったように思うのです。
ぁ、他のキャストさんは別の認識で戦ってたかもしれませんよ!?


妖怪さとりは心の闇。己の分身です。
別に妖怪が人間を陥れようとしているわけじゃありません。
終盤さとりに対して、
「もう俺を惑わすな」
という台詞がありましたが、ただ自分の中で迷っていたのです。
選択肢をことごとくネガティブに間違えてしまいました。

ハッピーエンドへ向かうチャンスは沢山あったんだけどなぁ~
充と再会させられた時。
充の心を読んだ時。
伊純に心を引き上げられた時。etc..

もう一歩奮起出来ればネ。。

百鬼夜行が心と向き合う行だとしたら「負け抜けた」順にクリアだったように感じます。

中学生、玄坂道さんなどは序盤から
「自分の心の問題だから自分で何とかしなきゃ」
とか言っちゃってて精神的にかなり最強だった。

逆にヒロイン水白京夏はやばかった。
方相氏の言うように、化け物になる一歩手前だったのかもしれないです。

闇の深さが妖怪の力の強さになるなら、百鬼夜行卒業を賭けた最終戦が京夏VS今岡なのも納得!

迷走しながら戦いに勝利した今岡くんが願ったのは

今岡「過去へ戻る、アイツの存在と全ての関係を消すんだ!」

でした。
それでは心の中の充さんは消えないし、それに耐えられないからって伊純さんを殺めてしまったハズなのに。
なんと見事なゲームオーバーっぷり。。

せめて
「過去へ戻る、アイツとの全ての関係をやりなおすんだ!」
とか言える様な心の成長ができたら。。

もしくは心を折らず、伊純さんと一緒に罪を償う。
ゲームは負け抜けかな?

うま~く勝ってみんな生き返っちゃう!!とかできればいいのだけど。
そしたらお話がどうなるかはシラネっす(笑)

百鬼夜行なんてゲームで勝利してハッピーエンドじゃ酷い物語ですもの。
そりゃ、彼のような存在は必要ですよねぇ^^;

でもいい子だったんです。
真面目で一途で、頑なでちょっと、いゃ大分?弱かった。。

親心の贔屓目だけど

彼にも真の幸せを見つけて欲しかったなぁ


ラスト、袖山&京夏のエピローグが流れている間、楽屋で一人ドヨ~ンとしている高城だったのでした。


うわ、今回めっちゃ長いな
山崎烝 Vermilion Order
2011年09月08日 (木) | 編集 |
ぁい。
二度目の山崎烝くんでございました。
実は新撰組の中では年長者でありまして、今回の設定では28歳の彼。
とはいえ、年齢での序列はあまり気にせず演じさせていただいておりますです。

さてさて、今回山崎を再構築するにあたり、いただいた演出は、
「寄留記の山崎とは変えて欲しい」
ということでした。

作品が作品ですので、環境変われば人柄も違ってくるだろうということで、台本上もアドリブも結構汚い言葉使いになりました。
序盤は主人公の可愛らしいお友達キャラとして登場し、実は腹黒く主人公をハメるという、、
彼の特徴を一言で言うなら
「多面性」
人間誰しも持っている多面性を短い中で一気に出せる美味しいキャラクターなのでした。

先ずは善と悪。

今後の山崎の成長も考え、後半シリアス展開になる辺りではある意味フラットに。
序盤での善悪も彼なりの処世術なのではないかな?



何となくいつも一緒にいるけど、喧嘩も多く真逆の行動をとる大石鍬次郎とは隠れ阿吽のような関係性だったように思います。

行動が先に来る大石。
思考が先に来る山崎。

戦った結果「やってられるか」と戦線離脱する大石に対し、山崎は早々にトンズラ♪


片手にはめたグローブ(手袋)も大石と左右対照になっていました。

グローブは各キャストが自由に細工してよくて、各々のこだわりがよく出ていたのです。
ぐー
ちょき
グー、チョキ。
この状態で見るとまっさらな良い子っぽく。
ぱー
でも残りの三本指は切れ込み入れたはっちゃけ使用。
指には黒のマニキュア。
表裏、それとアンバランスさを出してみた!

グローブなし
グローブを取ると普段見えない指にもマニキュア。
表に見えない彼の芯の部分は一つ決まっている、、的な?

誰にも伝わらないこだわり。
何となく、こういう部分の積み重ねで役のルールみたいなものを決めていく高城です。

寄留記っぽくなくと初めに言われたものの、パラレルワールドに生きていても山崎の核になる部分は実は寄留記のスタート時点位とほぼ同じになりました。
彼の誠はどこにあるのか?
今後が楽しみです☆
朽月稜
2011年07月27日 (水) | 編集 |
久しぶりの「メゾン高城」
アニメでも舞台でも長くお付き合いした役がいた時、たまに覚え書き的な意味も含めて書いています。

舞台、蒼空時雨での朽月稜は原作からちょっと、、45度くらい?雰囲気が違っていたかもしれません。
解釈も作り方も高城元気の主観満載であることをご容赦下さい。

朽月稜
稜くん!


自分の死後届く手紙を最愛の恋人へ遺す。
これを考えるのが朽月稜を理解するにあたり大事なことでした。

残り少ない人生の中で、夏音との一生分の恋愛を前借りしていたようにも思うのです。
実はある夜、計算してみました。
計算式は割愛しますが、、
おおよそ150~160通書けば夏音の一生に足りてしまいそうです。
ジャンプ3~4年分。多い?少ない?
大好きで堪らない相手にとれるコンタクトの回数としては少なすぎる。
僕はそう思いました。
自分の命と同じように、手紙で気持ちを伝えられる回数にもリミットがあるとしたら。
そりゃあ、便箋の量も増えるってもんです。
「稜君は誰よりも私を理解してくれていて、、」
と、夏音は言ってくれていましたが、理解というよりは一緒にいたいという二人の気持ちが同じだったという事なんじゃないかな。
原作では稜の死後夏音が、「私はいつ死ぬのか。そんなことばかり考えていた」
と言っているので、そういう意味では手紙を書いた意義はあったのだと思います。
じゃあいつまで?
他キャスト&スタッフ間で話題になったことがありました。

「僕はキミの足枷になる為に手紙を書くわけじゃない」
「僕は思い出になっていかなければならなくて、、」

そんな風に言いながら手紙を書き続ける。
2日ずつ遅れていくルールを敷いてはいても、指輪を同封するあたり彼自信完全に割り切れていたわけでもないのかも。
時間の都合で舞台ではカットになりましたが、夏音が右手薬指にはめているダイヤの指輪は稜が手紙に同封したものです。
これは、この手紙は大丈夫なことなのかな??稜くんならどういう形でピリオドを打つだろう?
そんな疑問と戦っていたとき、このセリフが引っかかりました。

「稜くんはいつも私のことを一番に考えてくれていたよね」

はい。夏音のことを考えてます。我儘な位に。
考え過ぎて心が破裂しそうです。
なので僕は何通目で手紙を終わらせるか、考えるのをやめました。
相手のことを考える事と、自分のことを考える事がイコールになるくらい気持ちが寄り添っている二人です。
自分よがりっぽい考え方は彼女を幸せにし、彼女の消えない想いに彼は救われる。
彼らの幸せは僕らの良い悪いでは測れない。

手紙はずっと書く!よし。これでいこう。

手紙の数について僕なりに結論付たあとは彼がよりハッキリしてきて、、
舞台初日の頃なんかは本来の僕の心
「ヤッター!初日ばんざーい☆」
と、稜くんの煮詰まった心が完全な同居をしていて中々のカオスでした。
今回は他のキャストさんも結構似たようなことを言ってたっけ。


舞台上で実際に手紙を書いていました。
初めのうちは、原作を参照させていただき、、「ほとんど冗談みたいな夏音の似顔絵」を。
で、ある日楽屋で誰かが言いました「本当に夏音の好きなところ100個も言える???」
作中、YUKIのビスケットという曲の歌詞から、「僕だって100個位挙げられるよ!」という流れになるのです。
ストーリー上は稜くんのこの企画は2回目にして頓挫してしまいます。きっと書きたいことが溢れすぎたのでしょう。
ならばそこは僕が引継ぎましょう!と夏音さんの魅力の確認作業に入るのでした。
しかし残りの公演数を考えると、あんまり多くは選べないよなぁ。
何気ないことも沢山浮かんだのだけど、折角だからとっておきを、、と書き続けた結果、、
世にも照れくさい手紙の束となりました。恋は盲目?芝居のテンションって恐ろしい?
千秋楽後のドタバタで楽屋に置いてあったそれはどこかへ消えてしまいましたが、、
今でもあれが世に流れたらもう新潟へ向かって信濃川に飛び込むしかないと思っています。


僕の稜は、基本的にネガティブで構成されていました。
実際に舞台を観て下さった方には「嘘つけ」と言われるかもしれないですね。
演出意図もありましたが、明るい部分は夏音を想う気持ちから自然とそうしたいと思いました。
そもそもが舞台版は原作よりも顕著に、彼女へ宛てた手紙と彼女の記憶の中でのみ生きている稜くんです。
夏音目線から見た時、ファニーでなくては大失敗です。男の子の意地です(笑)
ただ彼に与えられた時間は極端に短く、歳を重ねることは成長ではなくカウントダウンに思えても仕方ないなぁって。
自分の一生を20年と理解して人生設計をするみたいな境地には中々至れませんでした。
だって夏音がいるもの。
どんなに想っても同じ未来を描けない。
彼女の為に手紙を遺す。遺すという形しかとれない。
気持ちが強くなる程に悔しさは増すばかり。
第3話。夏音が稜のお墓参りをするラストシーン。
楽屋へ戻らず袖で聞かせてもらうことにしていたのだけど、
夏音の気持ちが嬉しくて、死んでしまっていることが悔しくて毎度アレです。。舞台上の夏音さんと同じ感じでした。


僕はお芝居を作る時にイメージ曲を決めることが多いです。
雰囲気とか何となくのインスピレーションをいただきます。
終わってみると今回はなんと3曲もありました。
1曲目はangelaさんの『Proof』
ファフナーの時にもお世話になった曲です。
今回は稜くんの命の期限のイメージをいただきました。
2曲目はGLAYの『夏音』
タイトルまんまです。聴いてみて下さい、驚くことに歌詞もぴったりです。
夏音から稜へ稜から夏音への想いがほとんどそのままに描かれています。

この2曲を聴いて思いっきり気分を落としてから舞台へ上がるというとってもマゾいことをしてました。
そのくらいでないとちょっと陽気なお兄さんになってしまいそうで。

3曲目は例のギター曲です。

『ただ愛しくて ずっと手を繋いでいたかった
隣にいることが 当たり前だと信じてた
夏の音 僕の耳に届く 壊れる位に抱きしめたいよ
きみと描いた景色をうつして 僕はまた夢を見てる』

稜から夏音へ気持ちを伝える機会って実は少なくて。
素直な気持ち、言えなかったこと、悩み、夢
結構冗談めかして歌ったのだけど、色んな意味で彼女への告白曲でした。


あ、ギターね、ほぼ初めましてだったわけですが、2週間練習してみて思ったこと。
女子にモテる為に始めました!が一番上達する動機の気がする!!!!


ということで、高城の朽月稜くんへのアプローチはこんな感じでした。
形とか設定のことばかりですが、肝心のハート部分は今回完全にアノ方からいただいたものでしたので。。
そこはキャスト紹介の時にでも。

つ、、続くぞ!!
皆城総士
2011年01月16日 (日) | 編集 |
メゾン高城って分類、久しぶりに書くなぁ。

今回の総士くんにも大変お世話になりました。

端々これまでも書いてきましたが、ちょっとまとめておきます。


こと身を出す芝居に関しては、他の役から大きく影響を受けて変化、成長してゆく役を多く担当させていただいているように思います。
総士についてそれが全くないわけではなかったのですが、基本一騎を揺さぶることによって全体に影響したい。
演出の思惑としては、翔子と一騎のストーリー上、甲洋に続くヒールポジション。それが皆城総士でした。
あ、勿論この舞台という括りの中でですよ?

感情豊かな少年少女達。その心の波を責務と信念の元に抑えつけてゆく。
時には翔子と真矢を引き離し、結果的に一騎と会わせない要因を作ったりまでします。

彼の中にも仲間達のような年相応の熱い気持ちはあります。そしてついそれを表現したくなる高城。
そうすると、決まって演出からは
「高城さん、そこも押さえていきましょうか!」
という指示が出ます。

僕は、皆城総士くんはちょっと不器用な普通の中学生なんだろうと思います。
ただ、総士が背負わざるをえなかったことは、今の彼のキャパシティーをはるかに越えている。
他を捨てて徹しなければ。そう育てられてきたし、アニメで言うとROL後は彼自信が強くそう思ったのだろう。


『パイロットでもないのに、口出ししないでくれ』


遠見真矢に彼が見ないようにしていた自信の熱い部分を突かれ、アニメでは思わず叫んでしまったセリフ。

「高城さん、我慢しちゃいましょうか」

叫ばない。
シビアな演出。でも、言われてみるとなるほどと思う。

ここは破錠してしまった一騎との関係を修復する、「お部屋探訪」シーンへの繋がりのやりとりなのだった。
それがあって一騎出撃→翔子へと続いて行くのです。
この場合総士の物語を全面に出さない方がこの舞台の特性上ベターなのだ。
我慢我慢!

考えてみれば忍ぶことは総士を演じる上での大事な要素だったのです。
だから、剣司、衛、咲良たちとも思うところはあっても心のキャッチボールは0で。
コメディーシーン以外☆
学校で友達として再開した次のシーンで『彼らは全員パイロット候補だ』と壁を作った物言いをするのが印象的。
逆にその学校のシーンは「芝居で」「本心」に近い表現をするという、わけわからいことになってましたね。


総士が精一杯振りきって生きている人間らしい暖かさを全面に出す女の子、真矢への特別な気持ちは、先述の対話を成功させる鍵。。
とか書くと作為的すぎて嫌な感じもしますが(笑)前半から目線など細かい仕込みをしてみたり。


一騎に関しては、、、まぁ言うまでもないですね。べったりしてました。
返し稽古中、、

高城「一回目と二回目、どっちが傷つく??」
武田「、、二回目のが嫌ッス」
高城「じゃあそっちで!」

みたいなやりとりが頻繁にあったっけ。
一騎を凹ませるが課題でした。



物語全体の流れを理解して、役割毎に最適な感情の放物線を考える。
改めて、とってもありがたい芝居をさせていただいたのだと思う。
演出サマサマでした。


ビジュアル面に関しては楽しく用意しました。
私服はオークションに張り付いて、原作そっくりなのを探し、、「こんな感じで!」
髪の色は周りと浮き過ぎないレベルを意識しつつ、行きつけの美容室で「こんな感じで!」
後からエクステをメイクさんにつけていただき、髪型はビジュアルファンブックみながら「こんな感じで!」
シューズ頑張り過ぎて竹馬状態だったのを衣装さんと相談しつつ修正を加え「こんな感じで!」
顔のキズも一騎に付けてもらったらテンション上がるな!ってことで、忙しい武田君に書いてもらった「こんな感じで!」

ほとんど他力本願だぜ☆

自力だったのはなるべく胸を張ること位か?
可能な限りパンプアップしてる風(←残念)にしないと残念すぎるシルエットだったからなぁ。

見返らず美人?
そんなわけで一番自信のある後ろ姿☆

、、と冗談はさておき


竜宮記念館の記事を書いている時に思ったけど、芝居が入っていないと大して総士っぽくないなぁ

舞台の上ではどうだったろう?

原作であるアニメ版、喜安さんのお芝居とは全然違うものかも知れない。
でも、皆城総士としてそこにいられるよう努めました。
出番前、iPodでangelaさんのProofを聴いてテンション作ってたのが懐かしいなぁ。

少しでも竜宮島の空気を伝えるお手伝いができてたら嬉しいです。


衣装協力:コスパ